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118時間目 [ 給与や賞与の源泉所得税 ]

2013年07月01日(月) テーマ:所得税
会社を開業したばかりの経営者は、
役員や従業員の給与計算を自ら行うこともあるでしょう。

サラリーマンの方々は、
毎月給与明細をもらって、
今月の振り込まれる金額を確認していると思いますが、
実際に給与明細を作ろうと考えると、
どうすればよいか、
わからない方もいるのではないでしょうか。
今回は、
『給与から徴収する所得税の求め方』
テーマにしていきます。

まず最初に知っておいていただきたいのは、
「源泉徴収税額表」というのもがあるということです。

毎月の源泉所得税の金額は、
この表に基づいて決めていきます。

この源泉徴収税額表には、
給与に関する次の3つの税額表が掲載されています。

①月額表
②日額表
③賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表

また、それぞれの税額表において、
「甲欄」「乙欄」「丙欄」の区分があります。

毎月給与を支払う正社員については、
①の月額表を使います。

ボーナスを支払う際は、
③の表をみて計算することになります。

甲欄や乙欄の区分ですが、
会社に「給与所得者の扶養控除等申告書」
提出している場合は、
「甲欄」になります。

よって、
副業などをしていない方については、
会社に扶養控除申告書を提出の上、
「甲欄」を使うことになると思われます。

実際に源泉徴収税額表をみると、
「扶養親族等の数」によって金額が異なるなど、
源泉所得税の金額を求めるために、
いろいろな必要事項があることが分かります。

なお、年末に行う「年末調整」については、
源泉徴収税額表では算定できません。

源泉所得税の金額を間違うと、
会社として税務署に納付する金額が間違うことになり、
会社としてリスクを負ってしまいます。

正確な納税を行うためにも、
不安な場合は必ず専門家に相談しましょう。

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