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38時間目 [ 年末調整 ]

2010年12月20日(月) テーマ:所得税
毎年12月は『年末調整』の時期ですね。

給与計算のご担当者は、
11月くらいから従業員の方々に、
「扶養控除等申告書」などの各種書類を配布して、
回収されていることと思います。

もう20日ですので、
ほとんどの会社は年末調整の作業が
終わっていることでしょう。

そもそも年末調整とは、
会社から給与の支払いを受ける人に対して、
給与から源泉していた所得税の精算をする作業のことです。

毎月の源泉所得税の金額は、
あくまで仮の金額ですので、
「扶養親族の異動があった場合の発生以前の控除」や
「生命保険料控除」などが考慮されていません。

ですので、年末調整において、
各人の所得税を計算するための情報を収集し、
改めて1年間に源泉すべき金額を計算しているのです。

その結果、
徴収しすぎている人には還付し、
不足している人からは差額を徴収することになります。

この年末調整によって、
サラリーマンの方々は、
翌年の3月に「所得税の確定申告」をする必要がなくなります。

もちろん、
申告すべき他の所得があったり、
医療費控除があるような方は、
これらは年末調整に反映されていませんので、
確定申告書を作成し、提出することになります。

また、2000万円を超える給料をもらっている方や、
会社に「扶養控除申告書」を提出していない方は、
年末調整の対象となりませんので、
個人的に確定申告をしなければなりません。

この時期は会社の総務関係のスタッフの皆さんは
大変だと思います。

今年はもうあとわずかですので、
体調にはくれぐれも気をつけて、
頑張ってください。

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