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23時間目 [地方法人特別税]

2010年08月30日(月) テーマ:事業税・住民税
『地方法人特別税』って知ってますか?

会社が支払う税金の中に、
「法人事業税」という地方税があります。

これまで法人事業税は都道府県に対する税金でしたが、
平成20年10月以後に開始する事業年度から、
その一部が国に対する税金とされました。

その国のものとなった部分を、
「地方法人特別税」というのです。

国のものとなったと言っても、
会社が納付した地方法人特別税は、
国が各都道府県に再配分することとされています。

「それでは、今までと同じではないか!」
と思われる方もいるかもしれませんが、
そうではありません。

再配分される金額の計算によって、
結果的に今までより多くの税金を得られるところがあれば、
減ってしまうところもあるのです。

地域間の税源の偏在をなくすという主旨で行われた改正ですので、
それはそれで良いのですが、
納得できない都道府県もあったことでしょう。

まぁ、それはそれとして、
会社の方々とすれば、
そのような国や都道府県の事情より、
会社の税金が増えたのか減ったのか、
また、どのような計算方法になったのかが気になるところですよね。

ということで、
次回は会社側の処理について説明していきます。
お楽しみに!

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