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10時間目 [節税対策⑤ ~日常業務の中での節税~]

2010年06月01日(火) テーマ:節税対策
今回も節税対策がテーマですね。
そろそろ同じテーマに飽きてきた方もいらっしゃると思いますので、
次回はひとやすみということで別のテーマにしましょうか。

節税対策は決算のときや、
申告書の作成のときだけにするものではありません。

通常の業務のなかで心がけておけば、
結果として節税になるものもたくさんあるのです。
そんな『日常業務の中での節税対策』のいくつかをご紹介しましょう。

 ①交際費の5000円基準の適用
 ②修繕費と資本的支出の区分の明確化
 ③社員旅行や忘年会などの実施
 ④福利厚生を目的とした金融商品の活用
 ⑤短期前払費用の費用化

①の交際費の5000円基準はご存知ですか?
接待などの飲食の際、1人あたり5000円以下であれば、
節税につなげることができます。

ただし、接待した相手先の会社名や氏名などを
メモしておかなければならないという条件があります。
営業担当の方に、過去1年分の接待内容をまとめて聞いても、
忘れてしまっていることもあるかもしれません。
ですので、その都度の対応が重要になってくるのです。

それぞれの詳細についてはいずれご説明しますが、
「社員旅行が節税になるんだ」とか「短期前払費用の費用化って何?」
というように思ってくださった方は、
それを節税のきっかけにしてください。

会社によってどの節税対策が適しているかは異なります。
なので、とりあえず5つ挙げましたが、
その他の節税対策が、より効果的で効率的な場合もあるでしょう。

今回、みなさんにお伝えしたかったのは、
日常の節税に対する取り組みが大切だということです。
決算日が過ぎたあとで節税を考えても、
できることはかぎられてしまいます。

ぜひ、節税に対する意識を高め、
日々、どうすれば節税ができるのか考えてみてください。

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