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127時間目 [ 消費税増税と節税 ~平成26年3月のまとめ買い~]

2013年11月18日(月) テーマ:消費税
みなさん、こんにちは。

みなさんご存知のとおり、
平成26年4月から、
消費税の税率が5%から8%になります。

さて、消費税増税について、
会社が考えなければならないポイントには、
どのようなものがあるでしょうか。

よく質問されることをひとつ例にあげましょう。

「平成26年3月までに、
原材料や消耗品、固定資産などを
まとめ買いしておくべきでしょうか」

このような問い合わせをよく受けます。

個人消費者としては、
まとめ買いしておくべきです。

個人的な話ですが、
来年の3月31日に
スーパーで野菜や冷凍食品などを
できるだけまとめ買いしようと、
考えています。
微々たる節約ですが・・・。

さて、会社はどうでしょうか。

もし、消費税の課税事業者で、
消費税の計算を原則通りしている場合、
受け取った消費税と支払った消費税を相殺し、
差額を申告時に精算することになります。

よって、5%のときに経費等が発生すると、
消費税の申告納付額が増え、
8%のときに経費等が発生すると、
消費税の申告納付額が減るので、
まとめ買いしてもしなくても、
最終的に会社に残るお金は同じです。

一方、
消費税の免税事業者や、
簡易課税制度を適用している会社は違います。

平成26年4月以降に購入する予定の
消耗品や固定資産を、
平成26年3月末までに購入することによって、
消費税増税分の3%相当額が節約できます。

消費税増税前のまとめ買いは、
会社の状況によって、
必要かどうかが異なりますので、
注意してください。

また、節約できるからといって、
使わないものまで購入しないよう、
何をいつ購入するか、
事前に考えておきましょう。

さて、次回も、
消費税増税についての注意点をお伝えします。

お楽しみに!

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