34時間目　[接待の際のタクシー代 ]

みなさん、こんにちは。

みなさんの会社では、
『交際費』の管理をしっかりしていますか？

税金を計算するときに、
この『交際費』は、
個人事業主の方であれば基本的に費用として扱われますが、
法人の方は一部または全部が、
費用と扱われませんので注意が必要です。

税務調査の時も、
交際費の計上もれをチェックされることがありますので、
どのようなものが交際費になるか、
しっかり把握しておいてください。

今回、紹介するのは、
「接待する際に支払ったタクシー代」についてです。

クライアントさんの会計処理をみていると、
接待の際の飲食代は「交際費」、
タクシー代は「旅費交通費」としているケースが結構あります。

しかし、税務上、交際費と扱われるものは、
接待時の飲食代だけでなく、
この接待に付随する経費も含まれますので、
接待の場所までの移動手段として利用したタクシー代は、
交際費となってしまいます。

では、会議のためにその場所まで移動し、
その会議の後に接待を行った場合はどうでしょうか。
この場合は、交際費とならない可能性があります。

タクシーを利用した状況によって、
取り扱いが異なりますので、
なんでもかんでも交際費になるわけではありません。

交際費に該当しないものは、
しっかり区分することが、会社の節税につながります。
日々の経理処理は大変だと思いますが、
経理担当のみなさん、頑張ってくださいね！