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60時間目 [ リサイクル料金の会計処理 ]

2011年06月06日(月) テーマ:その他
今回は『リサイクル料金』の会計処理について、
考えていきましょう。

「リサイクル料金」とは、
資源の有効利用や廃棄物の減少を目的として、
自動車や家電をリサイクルするための費用を負担するものです。

最近自動車を購入した方は、
支払い明細の中に「リサイクル料金」が、
含まれていると思います。

一方、家電については、
購入する際に「リサイクル料金」を支払うのではなく、
廃棄する際に支払うこととなります。

では、この「リサイクル料金」は、
どのように会計処理をするのでしょうか。

まず、自動車についてですが、
リサイクル料金の欄を見ると、
次の5つの項目に分かれていると思います。

①シュレッダーダスト料金
②エアバック類料金
③フロン類料金
④情報管理料金
⑤資産管理料金

このうち①~④は「預託金」として、
資産計上しなければなりません。
自動車の取得価額とは別扱いです。

この「預託金」は、
廃車時に費用計上することになります。

もし、リサイクル料金を支払った自動車を売却する場合は、
売却価格にリサイクル料金分を含め、
「預託金」と相殺します。

⑤については、
支払った時点で費用計上することができます。

次に、家電のリサイクル料金ですが、
これは廃棄時に支払うものですので、
支払った際に費用とします。

なお、消費税についてですが、
リサイクル料金を費用とした際に、
課税取引となります。

資産計上時ではありませんので、
自動車購入時の会計処理には注意が必要です。

頻繁に発生するものではないだけに、
間違った処理をする方が多いようです。

今回の内容をぜひ参考にしてください。

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