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20時間目 [会社設立 ~個人事業と法人の違い~]

2010年08月09日(月) テーマ:会社設立
今回は、個人事業を経営されている方が、
会社を設立する際のメリットとデメリットについてお伝えします。

これから、不定期にはなると思いますが、
起業家の方々にとって必要な知識、情報についても
お伝えしていく予定です。
ご希望の内容がありましたら、
『コメント』をお送りください。

さて、個人事業と法人の違いですが、
一概に法人の方がよいというわけではありません。

個人事業のメリットとしては、
次のようなものでしょうか。

 ①事業主の自由度が高い
 ②簡易な計算書類の作成でよい
 ③認められる交際費の範囲が広い
 ④所得税は累進課税

法人は会社法等でいろいろなルールが定められていますので、
経営者にとって融通がきかない場面が多くなると思われます。

また、売上規模が小さい段階では、
法人になるより、個人事業のままの方が、
税金が少ないことが想定されます。

このあたりは、顧問税理士さんに
会社を設立した場合の自分自身への給料の金額などを踏まえて、
明確な試算をしてもらいましょう。

次に、法人のメリットを考えると、
次のようなものが挙げられます。

 ①取引先の信用度が高い
 ②法人の税金は定率
 ③青色申告等の特典あり
 ④相続対策に活用できる
 ⑤厚生年金に加入可能 

一般的に、個人事業より法人の方が
取引先や金融機関などからの信用度が高いでしょう。

また、税制面でのルールをうまく活用することで、
節税対策にも結び付けることが可能です。

個人的な将来のことを考えると、
厚生年金に加入できるのも、
大きなメリットかもしれません。

会社を設立する際は、
まずその目的をはっきりさせなければなりません。

その上で、その目的を達成するために、
個人事業より法人の方が本当に有利なのか、
内的要因と外的要因、双方の面からしっかり検討してみてください

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