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68時間目 [ 会社設立時の資本金 ]

2011年08月01日(月) テーマ:会社設立
今回は、これから会社を設立しようとする方が、
最初に悩まれるポイントのひとつを取り上げてみましょう。

今回のテーマは『資本金』です。

会社を立ち上げる際は、
「資本金」の金額をいくらにするか決めなければなりません。

以前、「1円でも会社ができる」というような話題が
注目された時期もありましたが、
実際「1円」でもよいのでしょうか。

確かに資本金は1円でも会社は作れます。

ただし、会社は売上をあげて、
そのお金で経費を払っていかないと、
お金が足りなくなってしまいます。

では、売上の入金がされるまで、
まったく経費が発生しないかというと、
そうはいきません。

会社を設立するための登記費用や、
設立後の営業活動の費用など、
売上の入金がされる前に、
様々な支払いが発生します。

もし資本金を1円とした場合は、
会社でボールペン1本買っただけでも、
お金が足りませんので、
経営者がその分を立て替えなければなりません。

別の言い方をすると、
お金が足りなくなると、
経営者が会社にお金を貸さなければならなくなります。

つまり、
「資本金」は1円で大丈夫ですが、
「会社の設立、運営のために必要なお金」は、
1円では足りないのです。

ですので、
ポケットに1円があるから会社をつくろうとしても、
実際にはそれだけでは無理なのです。

会社を作る際の『資本金』は、
自己資金の金額だけでなく、
会社の設立費用、事業を始める前に必要な資金、
事業を始めてから必要となる運転資金などを、
しっかり考えてから決めてください。

また、資本金が多いことで、
税金が高くなることもあります。

税金面も考慮したベストな金額はいくらか、
正解は会社によって異なります。

もし不安な場合は必ず専門家にご相談ください。

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