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131時間目 [ パーティションなどの間仕切りの耐用年数 ]

2014年02月06日(木) テーマ:法人税
みなさん、こんにちは。

1月は1回しか
『知って得する税金講座』
開講できませんでした。

今年も昨年同様、
最低でも月2回は行いたいと考えておりますので、
取り上げてもらいたいテーマがありましたら、
いつでもコメントしてください。

さて、今回のテーマは、
「間仕切りの耐用年数」です。

オフィスにおいて、
会議用のスペースを設けたい場合などに、
パーティション等で間仕切ることがあります。

間仕切りといってもいろいろありますが、
大きく次の3つに区分できると思われます。

①新たな壁を作るケースなど、取り外しできないもの
②取り外し可能で、移設して再使用することが可能なもの
③取り外し可能で、簡単に移動できるもの

まず①についてですが、
建物と一体となっていますので、
「建物」として取り扱います。

建物の耐用年数は、
構造により異なりますので、
注意してください。

次に②と③ですが、
これらは可動間仕切りと呼ばれるものです。

スライディングドアのように、
天井と床の両方に取り付けられ、
設置場所以外に移動できないものは、
可動間仕切りに該当しません。

移設して、
別の場所で再利用することも考えられる間仕切りが、
②と③です。

この可動間仕切りのうち、
構造が簡易で、
容易に撤去・移動できるものが③になります。

②と③は、
どちらも「建物附属設備」ですが、
②の耐用年数は15年
③の耐用年数は3年で、
大きな差があります。

どちらに該当するかは、
しっかり判断するようにしましょう。

また、パーティションなどは、
いくつか組み合わせて使うこともありますが、
購入時の使い方によって、
固定資産になるか、
消耗品として経費になるかの
検討が必要です。

その他、
床にボルト等で止めることがない、
置くだけの簡易なものが、
「建物附属設備」なのかという疑問も生じます。

簡単なテーマに見えても、
考えていくと奥が深いのが経理処理です。

もしどうすればよいか悩んだときは、
身近な専門家にご相談ください。

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