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167時間目 [ 相続税の基礎控除額の改正 ]

2015年08月03日(月) テーマ:相続税・贈与税
みなさん、こんにちは。

平成27年から、
相続税の基礎控除が、
次のように改正になりました。

【改正前】
5000万円+1000万円×法定相続人の数

【改正後】
3000万円+600万円×法定相続人の数

例えば、
法定相続人が3人の場合、
改正前は8,000万円の基礎控除がありましたが、
改正後は4,800万円になってしまいました。

一戸建てやマンションをお持ちの方は、
それだけで基礎控除額を超えることも
あるかもしれません。

これからは、
「相続税」について、
相続が発生する前に、
考えておく必要が出てきたということです。

まだまだ、
相続対策が必要な方が、
なにもされていないということも多いですが、
検討すればよいというものでもありません。

やはり、
検討した上で、
自らの考えに基づいた事前対策をしっかりとたて、
対策に基づいた行動をしていくことが重要です。

ところで、みなさんは、
相続税の配偶者の税額の軽減について、
ご存知ですか?

「1億6,000千万円」
「配偶者の法定相続分相当額」
いずれか多い金額までは、
配偶者に相続税がかからないというルールです。

このルールは、
基礎控除の改正前からあるものです。

よって、
基礎控除を超える場合は、
配偶者に財産を相続させておけばよいと、
安易に考える方が増えているのではないでしょうか。

この、配偶者控除の活用の落とし穴について、
次回、お伝えしたいと思います。

お楽しみに!

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